【薬膳のちえ★17 ~身体の除湿に「とうもろこしのヒゲ」!】
2023年06月21日
雨の季節。
洗濯物が乾かないと同じで「身体の中」も乾きません!
身体も除湿が必要。
身体に余分な水分が溜まると「むくみ」だけではなく、身体に様々な不調が出てきます。
あなたの不調、もしかしたら身体の除湿をすれば良いだけかもしれませんよ!
足のむくみ @すずらん健康館 武蔵境店
雨の季節に出る身体の不調は?
身体の中に湿気=余分な水分が溜まっていると、こんな不調が出やすいです。
・むくみ
・冷え(特に腰から下の下半身)
・胃もたれ
・消化不良
・身体が重だるい
・めまい
・頭が締め付けられるように痛い
・低気圧痛、気象病
・皮膚炎や喘息などのアレルギー
・舌や口の中をよく噛む…などなど
低気圧病や気象病と呼ばれている症状も、身体に湿気=余分な水分が溜まっていることが大きな原因の1つ。
身体に湿気が多いことを「内湿」と言います。
この「内湿」は、外からの湿気「外湿」をいち早く察知するため、低気圧や台風が近づいてきたり、雨が降りそうだったりすると、影響をすぐに受けます。
身体の除湿方法
簡単な方法は、除湿効果のある食べ物を取り入れること。
おすすめは、とうもろこしのヒゲ!
まさか・・・捨てちゃっていませんか?
もったいないですよー!
とうもろこしのヒゲは、玉米須(ぎょくべいす)とも言います。
また、日に干したものは、南蛮毛(なんばんげ)と言って生薬でもあるんです。
ね!捨てるなんてもったいないですよね!
作り方&使い方
<作り方>
①とうもろこしの皮をむく。
②ひげを取り、上の茶色い部分は切り落とす。
③カラカラになるまで乾燥させた後で、細かく切る。
これを、冷凍保存しておけばOK!
手抜きのコツ:切ったり干したりが面倒な方は、取ったヒゲを少量ずつラップして、冷凍してもOK!
(私はこの方法です…笑)
<使い方>
★お茶を入れる時に、少し急須に入れれば、簡単薬膳茶に。
香ばしくておいしくなります。
緑茶だけでなく、ほうじ茶や番茶、麦茶、黒豆茶、ハト麦茶など、いろいろなお茶とブレンドし
て楽しんでください。
★お茶パックに入れて、味噌汁やスープの出汁として。
★お茶パックに入れて、ご飯を炊くときに一緒に。
★お粥やリゾットには、細かく切って一緒に煮て、そのまま食べても◎
※一緒に合わせたい材料
冬瓜、枝豆、トマト、緑豆春雨、とうもろこし、しいたけ、人参、サツマイモ、山芋、あさり、かぼちゃなど
身体に湿気を溜めないようにするには?
東洋医学では、身体の湿気を生ませるのは「脾(ひ)」。消化機能を指します。
身体に湿気を溜めないようにするには、胃腸の調子を良くすることが一番!
どんなに良いものを食べても、胃腸の調子が悪くて上手く消化されなければ、不要な水分として身体に溜まっていきがちです。
胃腸の調子を悪くするもの
・冷たいもの
・甘いもの
・生もの(サラダ、刺身も含む)
・脂っこいもの
お腹の調子が悪い時は、こうしたものは控え、消化されやすく胃腸にやさしいものを食べてください。
また、こうしたものを食べてはいけないわけではありません。
組み合わせを工夫するなど、自分の体調と相談しながら食べてくださいね。
まとめ
身体に湿気が溜まりにくくなるだけで、体調はずいぶん変わってきます。
毎日の食事やお茶でのちょっとした工夫が、あなたの元気につながりますよ。
梅雨だけでなく、湿度の高い日本の夏も要注意!
引き続き、ご自愛ください。
すずらん健康館にも、身体に溜まった余分な水分を排出してくれる「身体の除湿」商品を、取り揃えています。
お身体のお話を伺って、お一人お一人にあったご提案をさせていただきます。
何だか不調だな?と感じたら、ぜひ、お気軽にご相談下さい。
✿このブログは・・・武蔵境にある「すずらん健康館」の つぼうちちえこ が書きました。
(国際中医師・登録販売者・薬膳研究家・健康気象アドバイザー・KOREANティーセラピスト)
✿身体の改善は食事から。薬膳的なお食事やお料理・お茶のご相談も、お受けします。
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