冷え症に効く4つのツボ!冷えの原因と対策
2021年11月22日
女性だけでなく、男性にも多い「冷え」の悩み。
このブログでは、冷え性の原因や種類、冷え性に効く4つのツボ、日常生活での対策についてご紹介していきます。
冷え性とはからだの他の部分はまったく冷たさを感じない気温なのに、ある特定の部分だけが不快な冷たさを感じることを言います。
頭痛、めまい、のぼせ、下腹部痛、不眠症、などの神経症状を起こすことが多く、さらには下腹部の冷えにより、便秘や下痢、食欲不振になることもあり、循環器系障害や自律神経機能の失調、貧血、低血圧、ホルモン分泌障害、などが冷え性のおもな原因とされています。
【ホルモンバランス】
思春期、妊娠、出産、更年期などホルモン分泌の大きな時期には、肉体的にも精神的にも変化があり、様々な症状が現われます。
冷えのぼせと言われる、冷えとほてりの両方の症状が出ることも多いです。
【低血圧】
低血圧の人は、血液が手足の先までなかなか届きにくいため手足が冷えます。
立ちくらみ、めまい、肩こりなども起こりやすいです。
中医学で言われる「於血」(ドロドロ血)の症状がある場合も毛細血管まで血流が届かずに冷えが起こる場合があります。
【貧血】
貧血のなかでも多い、鉄欠乏型の貧血は、血液の中に含まれる「ヘモグロビン」の量が減って足りなくなった状態です。この場合は手足だけでなく、全身が冷えてしまうことも。
疲れやすい、息切れ、顔色が悪い、めまい、立ちくらみなども起こりやすくなります。
【自律神経失調】
さまざまなことが原因となり、自律神経のバランスが崩れてしまい、末梢血管の循環が悪くなることで、手足が冷えています。 症状としては不安、無気力、イライラ、落ち込み、頭痛、肩こりなど。
ツボ療法で冷え症を改善する方法を紹介します。
指圧やお灸、温灸をすることにより、自律神経の働きを整え、血液循環もよくなって、冷え性改善とともに全身の健康にもつながります。
①三陰交(さんいんこう)
内くるぶしの頂点から親指を除く指3-4本上の高さ(5センチほど)のところにあります。
冷え性、生理不順など女性によく効くツボの一つです。
親指でツボに当て、5秒ほど押して緩めます。
③太衝…(たいしょう)
足の親指と人差し指の間の付け根の位置。自律神経失調症・ストレス・頭痛を和らげ冷えを改善します。
③湧泉(ゆうせん)
足の裏の土踏まずからやや指寄りで、指を曲げた時にできるくぼみの中にあります。
足の冷え性やむくみなど血や津液など循環不良に効くツボです。血流を良くします。押し方は、親指をツボに当て、痛くなるまで押しつづけます。
④命門(めいもん)
へそのちょうど後ろ側の位置。腰の上。身体を温め、生理痛も楽になります。温灸や、カイロをあてて温めるのがおすすめです。
①日々の歩行で血行を良く
毎日歩くときに工夫できることとして、歩幅を大きくし速めに歩くことがあげられます。
股関節を大きく動かすことにより、リンパの流れを促し血流改善につながります。
また歩くスピードを速めると、心拍数も適度に上げて、全身の体液循環につながり身体を温めます。
②暖かくすごすために
靴下や、スパッツ、パジャマなど肌に身に着けるものをコットンやシルクなど天然素材を使用したものを選びましょう。吸湿性に優れているので、汗を吸い取りやすく、からだが冷たくなるのを防ぎます。
③お風呂の入り方
ぬるめの温度で長時間の半身浴がおすすめです。湯船に下半身だけつかります。血行が滞りがちな下半身を集中的に温めると、溜まっていた血液が全身をめぐり温まります。ストレスの強い方にもおすすめです。
「温冷交代浴」も効果的。熱いお湯に半身浴でつかった後、湯船から出て手や足に冷水をかける。これを5回繰り返します。高温と低温という相反する刺激を与えると、血管が拡がったり縮んだりを繰り返し、血行がよくなります。
④食事でできる冷え予防
冷え症の人はできるだけ体を温める食べ物をとりましょう。
夏に氷がはいって冷えた飲み物をたくさん取り過ぎるのも冷え性の原因にもなります。
煮込み料理など温かく料理したり、温熱性が強いものを薬味として多めに使います。
例えば、さんしょう、唐辛子、生姜などです。
いかがだったでしょうか。
このように冷えの原因も様々で、食事習慣や、日常の生活スタイルによっても対策が変わってきます。。
すずらん健康館では、体質や食事、生活習慣などお聞きし、症状に合った対策を提案しています。そして、「体質だから」とあきらめずに対処できることが沢山あります。
すずらん健康館では、冷え取り商品の靴下や、ツボを温める「温灸器」も取り扱っています。
冷え性や、なかなか改善しない困った症状でお悩みがある方はぜひご相談ください。
このブログは武蔵境にあります、すずらん健康館の市倉由理子が書きました。
(中医国際薬膳師・健康運動指導士)
他にもこんな記事がありますので、ぜひチェックしてみてください!
・疲れがとれない、生理がつらい、不眠、冷え、不妊・・ などのお悩みに共通する原因とは!?
・【薬膳のちえ★18 ~生理中や生理後の頭痛対策食①「簡単なつめご飯」!】
すずらん健康館はJR中央線、武蔵境駅北口徒歩5分にあります漢方・健康食品を中心に取り扱っております漢方相談店です。
日々、お悩みの身体の症状、心の悩みなどありましたら、是非店頭にお越しください。
薬剤師・登録販売者・中医国際薬膳師などの資格を持ったものが健康相談をお受けしています。
お店の詳しいことは、こちらをご覧ください。