漢方からみた起立性調節障害の治し方
2021年10月20日
「子どもが学校に行けなくて困っています」
そんなご相談のお電話がひっきりなしにかかってきます。
私も二人の娘を育ててきたので、子どもさんの病気がどれほど辛いかはよくわかります。
さらに、どうやって治したらよいかが良くわからないという状態が、悩みを増々大きくしてしまうことも、とっても理解できます。
今、とても多くなっている起立性調節障害について、考えたいと思います。
まず、世の中には様々なものの見方があります。病気についてもそうです。
・西洋医学的な病気の見かた
・漢方的な病気の見かた
・栄養学的な病気の見かた
どれかが正しくて、どれかが間違っているということはありません。
みんな、得意な部分と不得意な部分があります。
なので、良いところを上手く使って、早く、苦痛なく改善することを当店では重視しています。
次に、現状を冷静にみることと、情報をしっかり集めることをやってみて欲しいです。
上記にも書いたように、世の中には本当に色々な考え方がありますから、まずは、気持ちを落ち着けて情報を目の前に並べてみる。そして、現状を冷静に見て、一番納得できるものを選んで頂ければと思います。
さらに、子どもさんのために、お母様・お父様がお勉強していただきたいです。
医者にまかせっきり、専門家にまかせっきりでは、子どもさんが治ることは難しいです。
なぜなら、子どもさんのことを一番知っているのは親御さんだからです。
医者や専門家は、診察時の子どもしかみていません。
子どもさんのすべてを一瞬でわかるわけがありません。
だからこそ、お勉強していただいて、お母様・お父さんが子どもさんの主治医になっていただきたいです。
すずらん健康館では、じっくりとお話しを伺い、解決のための手立てやそれにまつわる知識など必要なことを丁寧にお伝えするようにしています。
一緒に悩み、一緒に解決していくというのが当店のスタンスです。
前おきが長くなりましたが、起立性調節障害が起こる原因の最も根底にあるのが、食事です。
30年前、コンビニなんてほとんどなかった時代とは違って、子どもたちが口にするものが大きく変化しています。
コンビニに置いてあるものを思い浮かべてみてください。
スナック菓子、清涼飲料水、おにぎり、パン、弁当・・・・・・
さて、どんな栄養素が一番多いでしょうか?
正解は、炭水化物です。
炭水化物を食べる量が多くなっている一方で、コロナでお家から出られない。公園でお友達と遊べない。学校にも行けない・・・・と運動量は減る一方です。
この状態が引き起こしてしまうのが、血糖値の大きな変動です。
血糖値というと、糖尿病を思い浮かべられるかもしれませんが、血糖値が低すぎる又はアップダウンが大きくなる血糖値スパイクという状態が起きている子供さんが激増しています。
この、血糖値の問題が、起立性調節障害に大きくかかわっていることがわかっています。
ホームページに血糖値と起立性調節障害の関連について詳しく書いていますので、是非およみください
人の体は、本当に良くできています。
そして、人の体は、食べる物でできています。
口から何を入れるかで、体調は大きく変わります。
逆に言うと、食べるものさえ変えれば元気な身体を取り戻すことができます。
特に、子どもさんは細胞分裂も活発に行うことができますから、回復力がめちゃくちゃ早いです。
身体についての正しい知識があれば常に元気だ!と感じて生きていくことが可能です。
すずらん健康館では、子どもさんのご様子や普段召し上がっていらっしゃるものなど詳しくお話しをお伺いし、一人一人にあった、漢方や、不足している栄養素をご紹介させていただきます。
もちろん、お食事の指導もさせていただきます。
「このまま、よくならなかったらどうしよう?」と不安をお抱えでしたら、是非一度ご相談ください。
何が身体の中で起こっているかがわかり、見通しがつけば前向きになることができます!
なんといっても、明るく元気なお母さん・お父さんが子どもにとっては一番の希望になりますから!
このブログは武蔵境にあります、すずらん健康館の上田美穂が書きました。
(薬剤師・糖尿病療養指導士・血液栄養診断士)
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生理の前後で片頭痛がひどく、頭痛薬も効きません。治りますか?
すずらん健康館はJR中央線、武蔵境駅 北口徒歩5分 にあります漢方・健康食品を中心に取り扱っております漢方相談店です。
日々、お悩みの身体の症状、心の悩みなどありましたら、是非店頭にお越しください。
薬剤師・登録販売者・中医国際薬膳師などの資格を持ったものが健康相談をお受けしています。
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