すずらん健康館の考え方
疲労とは、肉体的にも精神的にも自分の限界を超えた仕事・勉強・出来事に対応したあと、または、対応している最中に、回復のための休息を必要としている状態です。
通常は、ある程度の休養をとると体は元気を取り戻し、また活動できるようになります。
しかし、休養や睡眠をいくらとっても回復しない、6ヶ月以上病的な全身疲労感に襲われている状態は、「慢性疲労症候群」という病気の場合があります。
厚生労働省で診断基準が設けられています。
また、「慢性疲労症候群」の原因は、まだ解明されていないと言われています。
「ある状態」が身体に起こっていると、「慢性的に疲れがとれない状態」になりやすいことがわかっています。
その「ある状態」というのは、「低血糖症・血糖値スパイク」です。
血糖値が急に上がったり、下がりすぎたりということを繰り返していると、「副腎」という臓器が疲れてしまいます。
「副腎疲労症候群」は病名ではなく、副腎が疲れて必要なホルモンが分泌できなくなっている状態です。そして、この状態が進むと、慢性疲労症候群に発展してしまう一つの原因となるのです。
すずらん健康館では、慢性疲労症候群が発症する一つの重要な原因として、
- 低血糖症・血糖値スパイクがある
- 副腎が疲れてしまう
- 慢性的な疲れが全身にでる
という流れがあると考えています。
また、「低血糖症・血糖値スパイク」は副腎だけでなく、脳・血圧・筋肉や各臓器にも強く影響を与えます。
脳の栄養分である「糖分」が低すぎると脳は働きませんし、血圧が低すぎると脳の十分な血流が確保できず脳が働かなくなってしまいます。
何かストレスに出会った時、脳が十分に働かない状態では、より強いストレスと認識されてしまいます。
脳だけでなく、全身の臓器がエネルギー不足状態になってしまい、さまざまな不調につながります。
すずらん健康館では慢性疲労へのアプローチとして
- 低血糖症・血糖値スパイクの改善
- 充分な栄養の補充
- 血圧の確保
などを行います。
慢性疲労でお悩みの方、ご相談ください
どこかの臓器が明らかに悪いなど、はっきりした「病気」として診断が難しいのが慢性疲労です。
気持ちの問題と片づけられてしまう場合もあります。
しかし、出ている症状には、原因があり、それに対処する方法があります。
すずらん健康館では、
食事の内容・生活習慣・体格・体質などさまざまな状態から、「いったい身体の中で何が起こっているのか?」を検証し、根本から「慢性疲労」を改善する方法をご案内させていただきます。
お勧めしている漢方は、病院の薬とも併用できますし、小さなお子さんや妊娠中の方、年齢の高い方も安心してお使いになれます。
食事や生活習慣の改善についても、丁寧に指導させていただきます。
★病院に通っていても、症状が改善しない
★早く疲労感を感じず生活したい
★根本から解決したい
とお悩みではありませんか?
「今よりも少しでも良くなりたい」
「もしかして治らないかもしれない」
とお考えの方、是非一度ご相談ください。
では、慢性疲労について詳しくみていきましょう。
慢性疲労の手前にある、副腎疲労症候群
慢性疲労症候群は「病名」として認定されています。
ですが、副腎疲労症候群は病名ではなく、「副腎が疲れている状態」を表しています。
慢性疲労症候群になってしまう過程に、副腎疲労症候群が存在します。
副腎とは腎臓の上に、三角帽子のように乗っている臓器です
副腎は血圧、血糖、水分・塩分量などの体内の環境を、常にちょうど良い状態に保つためのホルモンをつくっている、とても重要な臓器の一つです。
副腎から分泌されるホルモンは生命の維持に
無くてはならないものです。
そして、その量は多すぎても少なすぎてもいけません。
副腎は皮質と髄質という部分に分かれています。
皮質からは、ステロイドホルモン(コルチゾール、アルドステロン、DHEA)
髄質からは、カテコールアミン(アドレナリン、ノルアドレナリン)が分泌されます。
副腎疲労は、分泌されるホルモンが分泌されなくなり、様々な症状が起こります。
副腎疲労症候群の原因
すずらん健康館では、副腎疲労症候群の原因の一つとして、「低血糖症・血糖値スパイク」に着目しています。
「低血糖症・血糖値スパイク」の詳しい説明はこちら
低血糖・血糖値スパイクと副腎疲労症候群は密接に関連しています。
過剰なストレスがかかり続けると、副腎がすっかり疲れてしまって、コルチゾールというホルモンが出なくなってしまいます。
その結果、血糖値のコントロールも上手くいかなくなり低血糖がおこりやすくなります。
また、低血糖・血糖値スパイクを起こしやすい食事をしていると、増々副腎に負担をかけることになります。
ストレスの緩和はもちろん必須ですが、「何を食べるか」も副腎疲労症候群に大きくかかわってくるのです。
漢方の考え方で慢性疲労をみる
漢方では、患者さんの訴えをよく聞き、体格、性格、顔色、舌の状態から、患者さんの身体の状態(証)を把握します。
強い疲労感とともに、どんな症状があるかを確認します。
- 思考力が低下している、微熱がある、体があつく感じる(特に午後)、寝汗をかく
- なかなか寝付けない、何度も目が覚める、夢をよく見る、朝早く目が覚める、など睡眠にトラブルがある
- 体に力が入らない、動けない、気力が出ない、ゆっくりしか動けない、しゃべりたくない
- 目が疲れる、筋肉がひきつる、筋肉の痛みがある、女性の場合は生理の経血量が少ない、生理の回数が少ない
- 微熱が続く、頭痛がする、喉が痛、首のリンパがはれる
- 手足がだるい、筋力が落ちている、食後にすごく眠くなる
など、人によって症状は様々です。
症状や体質によって、対処方法も違ってきます。
西洋医学のように、病名だけで判断せずに、身体の状態をしっかりと把握し、個々にあった対処することがとても重要です。
相談お申し込みフォーム
慢性的な疲れが全身にでる