すずらん健康館の考え方
非結核性抗酸菌症は、肺に「抗酸菌(MAC菌)」が繁殖し炎症が起こって肺の機能がだんだんと落ちていく病気です。
西洋医学での治療は、抗生物質の投与です。
が、現在使われている抗生物質では「抗酸菌(MAC菌)」を完全に殺すことができないことがわかっています。
しかし、少しでも増えるのを抑えるという目的で長期間、抗生物質を飲み続けるしか手がないのが現実です。
すずらん健康館では
体に負担がなく、肺免疫を高め、
それと同時に肺の炎症を鎮める漢方をお勧めしています。
病院の薬とも併用できますし、今まで多くの方が改善なさっています。
どうぞ遠慮なくご相談ください。
非結核性抗酸菌症でお悩みの方、ご相談下さい
現在の西洋治療では非結核性抗酸菌症を「治す」決定的な治療は存在しません。
しかし、なぜ、「抗酸菌(MAC菌)」が身体の中で増えてしまったのでしょうか?
皆が同じように、「抗酸菌(MAC菌)」を吸い込んでいるのに、発症する人としない人がいるのでしょうか?
ここに、ヒトに元々備わっている、菌と戦う仕組みである「免疫力」が関わっていることは明白だと思われます。
すずらん健康館では、体に負担がなく、肺免疫を高め、それと同時に肺の炎症を鎮める漢方をお勧めしています。
お勧めしている漢方はとても飲みやすく、簡単にお飲みになれます。
現在、お使いの薬とも併用できます。
「今よりも少しでも良くなりたい」「もしかして治らないかもしれない」とお考えの方、是非一度ご相談ください。
それでは非結核性抗酸菌症について、具体的にご説明します。
非結核性抗酸菌症とは
非結核性抗酸菌は水・土壌中や家畜などの動物の体内、水道・貯水槽などの給水システムなどに広く存在しています。菌を含んだ埃や水滴を吸入することにより感染するのではないかと言われていますが、まだはっきりとはわかっていません。
国内でも、20菌種を超える菌による感染症が報告されています。そのうち7〜8割ぐらいはMAC(Mycobacterium-avium complex)と呼ばれる菌なので、肺MAC症と呼ばれています。
もともと、身体に持っている人もいます。
非結核性抗酸菌は菌が検出されてもヒトからヒトにうつることはありません。
もともと、肺に病気がある人がかかる場合もありますが、全く、肺の病気を経験していていなくても、非結核性抗酸菌症を発症することがあります。
特に、近年、中年以上の女性の患者さんが増えています。
が、その原因はわかっていません。
症状
咳(せき)、痰(たん)、血痰(けったん)、
発熱、呼吸困難、倦怠感、寝汗、体重減少などの症状がでます。
症状がなく、検診の胸のレントゲン検査などで発見されることもよくあります。
数年から10年以上かけてゆっくりと進行していきます。
診断
画像検査(CT検査)と細菌学的検査(喀痰培養検査気管支洗浄検査)の両方用いて総合的に判断します。
- CTで特徴的な画像所見がある
- 喀痰(かくたん)で菌が2回以上培養される(痰が出ない場合は気管支鏡検査で菌を培養する)
このような検査で、条件が揃うと、非結核性抗酸菌症と診断されます
治療
治療の開始時期
CTなどで肺に陰影があるだけでは、経過観察の場合も多いようです。肺に空洞がある症例は、空洞の存在がわかった時点で治療を開始することが良いとされています。空洞ができるタイプは進行が早いからです。
経過をみている状態で、陰影が悪化したり、空洞ができた場合はその時点から治療を開始するのが良いとされています。
気管支拡張型でも、血痰や喀血があったり、病変の範囲が広い場合はすぐに治療すべきと考えられています。
経過を観察している場合も突然病状が進行することがあるので、定期的に診察をうけて状態を確認することが大切です
治療内容
2~3種類の抗生物質を使って治療を行います(多剤併用治療)。
クラリスロマイシン(CAM)がメインの抗生物質で、1日 600mgから800mg処方されます。
さらに、結核治療でも使うリファンピシン(RFP)、エタンブトール(EB)を一緒にのみます。
痰の中の菌の量が多い場合は、ストレプトマイシン(SM)やアミカシン(AMK)、カナマイシン(KM)という注射薬のうち1剤を追加(治療初期の2~6ヶ月間)する4剤併用療法が現在の標準的な治療になっています。
多くの薬を組み合わせて使うのは、薬の効果を高めるためと、薬の効きづらい耐性菌の発生を抑え、再発を防ぐ目的のためです。
副作用
多剤併用療法の副作用では、肝機能障害、発熱、発疹と消化器症状や血球減少などの副作用が現れることがあります。
エタンブトール・・・視力障害
ストレプトマイシン(SM)・カナマイシン(KM)・・・・聴覚障害
という副作用も発現する可能性があります。
抗生物質を飲み続けることで、ヒトの腸内にいる様々な菌のバランスも崩れてしまいます。
西洋医学の治療の現状
非結核性抗酸菌症は多くの薬を使用しても、
薬の効き目は良いとは言えず、効果があっても最低2年くらい(痰から菌がなくなってから1年以上)は治療を続けなければなりません。
さらに、再発も多いのが現状です。
現在の所、非結核性抗酸菌症はふつうの肺炎やかぜのように「治る」病気ではなく、高血圧や糖尿病のように「うまくつきあってゆく」病気と言われています。