すずらん健康館の考え方
喘息の人の気道(気管支)は、症状がないときでも常に炎症が起きています。
炎症が起きている気道(気管支)は狭くなって、空気が通りにくくなっています。そして、炎症が起こっている気道(気管支)の粘膜はとても敏感で、ホコリ・タバコ・ストレスなどわずかな刺激で発作がおきてしまいます。
上記のようなことから、
喘息の根本治療とは
・気道の慢性的な炎症を抑えること
・気道の粘膜を強くして、刺激に対して過敏に反応しないようにすることです。
すずらん健康館では、漢方を利用して、喘息を根本的に改善する方法をお伝えしています。
お勧めしている漢方は病院の薬とも併用できますし、小さなお子さんや妊娠中の方もお使いになれます。
喘息でお困りの方、是非一度ご相談ください。
喘息でお悩みの方、ご相談下さい
西洋医学の薬は強く炎症をおさえ気管支を拡張することができるので、
症状が改善されることがあります。特に、発作時の治療は必須です。
だたし、これは、根本治療ではありません。
ステロイド薬は、炎症を抑えることができますが粘膜を強くすることはできませんし、粘膜の免疫力もおとしてしまいます。気管支拡張剤も、吸入薬でも、心臓や血管にも作用し、副作用が出る場合があります。
喘息の根本的な原因は、気道の粘膜が過敏に反応してしまうことと、気道の慢性的な炎症です。
この二つを取り除かないと、本当の治療とは言えません。
すずらん健康館でお勧めしている方法は、漢方を使って気道の粘膜を強くして過敏反応を起こしにくくすることと、それと同時に慢性的な炎症を鎮めていくことです。
強くなるのは気道の粘膜だけではありません。鼻の粘膜が強くなることで鼻炎が改善、口の中の粘膜がしっかりすることで口内炎ができにくくなり、そしてのどの粘膜が強くなることで、風邪をひきにくくなります。
お勧めしている漢方は病院の薬とも併用できますし、小さなお子さんや妊娠中の方もお使いになれます。喘息でお困りの方、是非、一度ご相談ください。
それでは、喘息について具体的にご説明します。
喘息とは
喘息は、気道(気管支)の慢性的な炎症によって起こる病気です。
正式には気管支喘息と呼ばれています。気道(気管支)の粘膜が常に赤く腫れ、内側がせまくなっている状態です。
気管支の粘膜は常に赤く腫れているので、とても過敏になっていています。
些細な刺激にも反応して、さらに狭くなって、喘息の発作が起こります。発作を起こすと激しい咳とのどがゼイゼイ、ヒューヒューと鳴って(喘鳴=ぜんめい)呼吸が困難になってしまいます。
喘息の種類
喘息には大きく分けて、3種類があります。
⓵(気管支)喘息
気管支の粘膜が過敏に反応して、炎症を起こして腫れ、気管支が狭くなるものです。喘息発作が出たり、喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)があります。
⓶咳喘息
多くは風邪などをきっかけに気管支の粘膜が荒れて過敏になり、咳が止まらなくなります。痰はあまり出ないことが多いです。
風邪をひいたあとに2~3週間以上せきが続くことがあれば、発症した可能性があります。
気管支喘息のようにヒューヒュー、ゼーゼーや呼吸困難はなく、咳だけが続きます。
咳喘息は風邪と間違われ、抗生剤や咳止めを処方されることがありますが、これらの薬では、咳喘息の症状は改善されません。
喘息と同様に気道の炎症をおさえないと、再度風邪やアレルギーで刺激を受けるとすぐに再発をします。
炎症を繰り返すうちに5年以内に3~4割の患者さんが気管支喘息に
移行します。
⓷運動誘発性喘息
運動することで粘膜が刺激され、咳が出ます。
(気管支)喘息の症状
喘息の発作は、夜間や早朝におこりやすいです。
季節の変わり目などの気温差が激しいとき、天気が悪いときや悪くなる時、疲れているとき、風邪をひいたとき、タバコの煙・線香の煙・ほこりなどの刺激物に触れたときなども、発作が起こりやすくなります。
西洋医学の治療
現在は、吸入薬が治療の中心です。
吸入ステロイド薬
強い抗炎症作用があり、気管支の炎症をおさえます。
やめると効果がなくなってしまうので長期間、毎日続ける必要があります。
吸入薬なので、口から薬を吸い込んで気道に直接作用させます。
内服薬と比べて用いる量が非常に少なくてすみ(約100分の1)、全身への作用が少ない薬剤です。ただし、吸入後は口の中に残った薬を洗い流すためうがいが必要です。うがいをするのは、口の中にステロイド薬が残っていると、口の中にカビが生える副作用があるからです。
長時間作用性β2刺激薬
気管支を拡張する薬です。
長時間作用性β2刺激薬は吸入薬、内服薬、貼り薬があり、吸入ステロイド薬と一緒に使用します。
動悸や手のふるえなどの症状が現れる場合があります。
毎日定期的に吸入します。
短時間作用性β2刺激薬
発作が出た時に使う吸入薬です。
一気に気管支を拡張するので、呼吸が楽になり発作がおさまります。
万が一、発作が起きたときのために、常に携帯しておきます。
炎症を抑える治療をせずに、発作時や呼吸が苦しいときに、短時間作用性の気管支拡張吸入薬をたびたび使っていると、急激な気管支の拡張と収縮をくりかえすので、気管支がどんどん狭く、硬くなってしまうリモデリングという状態がおきてしまいます。結果、大きな発作がでたときに薬が効かなくなります。
短時間型気管支拡張吸入薬ばかり使っていると、肺の機能が落ちたり、喘息が悪化することはすでに証明されているので、使い方には注意が必要です
吸入ステロイド薬/長時間作用性β2刺激薬配合剤
吸入ステロイド薬と長時間作用性β2刺激薬が一緒に入っている吸入薬です。気管支の炎症をおさえる効果と、気管支を広げる効果が同時に得られます。今の治療の中心になっている吸入薬です。
注射・飲み薬・貼り薬
吸入薬以外では、アレルギー反応を抑える飲み薬で処方される場合があります。
- ロイコトリエン拮抗薬
- 抗アレルギー薬
大きな発作が起こってしまった場合は、ステロイド薬の注射や飲み薬、気管支を拡張する注射や飲み薬が使われます。
気管支拡張剤は症状や年齢に応じて、貼り薬が使用されることもあります。
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