2月からはじめたい、体の内側からの花粉症対策
2026年02月06日
2月中旬になると、
「まだ鼻水はひどくないけれど、なんとなく調子が悪い」
「毎年この時期になると、体が重くなる」
といったご相談が少しずつ増えてきます。
花粉症というと、くしゃみや鼻水、目のかゆみといった症状が注目されがちですが、東洋医学では症状の出方には体の状態が大きく影響していると考えます。
つまり、花粉は“きっかけ”であり、受け止める側の体の準備不足が症状を強めていることが少なくありません。
花粉症に関わる、いくつかの体の要因
東洋医学では、花粉症の背景には複数の要因が重なっていると捉えます。
① 肺の弱り(防御力の低下)
肺は、鼻・喉・皮膚などを通して、外からの刺激を防ぐ役割を担います。
肺の働きが弱ると、花粉などの外邪(がいじゃ)を防ぎきれず、くしゃみや鼻水、喉の違和感が出やすくなります。
② 脾の弱り(体の土台の低下)
脾は、食事から気や血、水分を生み出す消化吸収の要です。
脾が弱ると、体を支えるエネルギーが不足し、疲れやすくなったり、余分な水分をさばけなくなります。
③ 腎の消耗(回復力・持久力の低下)
腎は、生命力の貯蔵庫のような存在で、季節の変化に耐える力と深く関わります。
冬の冷えや無理が続くと腎が消耗し、毎年同じ症状を繰り返しやすくなります。
④ 水滞(すいたい)
肺・脾・腎の働きが弱ることで、水分代謝が滞り、体の中に余分な水が溜まった状態が「水滞」です。
水っぽい鼻水、目のかゆみ、頭重感、体のだるさなどは、水滞が関与していることが多く見られます。
⑤ 気虚・血虚
体を巡るエネルギー(気)や、体を潤し養う血が不足すると、粘膜が弱くなり刺激に過敏に反応しやすくなります。
特に疲れやすい方、女性に多い傾向です。
このように花粉症は、一つの原因ではなく、体の弱りが重なって表に出る症状と考えることができます。
2月は「症状が出る前の分かれ道」
2月は、暦の上では春を迎える時期ですが、体はまだ冬の影響を受けています。
冷えや疲れが残ったまま春に入ると、花粉という刺激に対して過剰に反応しやすくなります。
だからこそ、2月の養生がとても大切です。
2月に意識したい生活養生
-
冷たい飲み物や生野菜を控え、脾(胃腸)を冷やさない
-
甘い物・脂っこい食事の摂りすぎに注意する
-
夜更かしを避け、腎を消耗させない
-
湯船に浸かり、血と気の巡りを助ける
-
無理をしすぎず、休む時間を意識的に作る
これらは一見小さなことですが、水滞を生じにくくし、肺の防御力を支える土台になります。
花粉症対策は「症状が出てから」だけではありません
花粉症は、症状が出てから抑えるだけでなく、
出にくい体を作る視点を持つことで、毎年のつらさが変わる可能性があります。
すずらん健康館では、
「もう症状が始まっている方」
「毎年花粉症が重い方」
「今年こそ軽く済ませたい方」
それぞれの体質や生活背景を伺いながら、無理のない整え方をご提案しています。
気になる不調がある方は、どうぞお早めにご相談ください。
2月からの養生が、春を少しでも快適に過ごす力になります。
このブログは武蔵境にあります、すずらん健康館の遠藤綾華(薬剤師)が書きました。
すずらん健康館はJR中央線、武蔵境駅北口徒歩5分にあります、漢方・健康食品を中心に取り扱っている漢方相談店です。日々、お悩みの身体の症状、心の悩みなどありましたら、ぜひ店頭にお越しください。
薬剤師・登録販売者・国際中医師などの資格を持ったものが健康相談をお受けしています。
お店の詳しいことは、こちらをご覧ください。






