<秋冬のからだとこころをととのえる養生講座>イベントレポート|2025年11月21日開催
2025年12月12日
こんにちは、すずらん健康館です!
11月21日、店内にて秋冬養生講座を開催しました。
今回は、スタッフ3名がそれぞれのパートを担当し、
秋冬のからだをやさしく整える実践的な内容をぎゅっと詰め込みました!
漢方らしい“季節とのつきあい方”を中心に、
食べて潤す知恵や、感情との関係、そしてからだをあたためるストレッチまで、
からだ・こころ・暮らしを立体的に眺めていく時間になりました。
🌿漢方的乾燥対策の考え方:乾燥の季節の養生
最初のパートでは、「漢方における健康=気・血・水のバランス」という基本をおさらいからスタート。
そして、「五臓とは?」「それぞれの臓の役割」「どんな不調に繋がるか?」、秋にダメージを受けやすい「肺」と乾燥の季節のつながりなどを解説しました。
乾燥による咳・皮膚・粘膜のトラブルだけでなく、便秘や気持ちの落ち込みまで肺が影響しやすいことを、スライドと実例を交えながらわかりやすくお話しました。
五臓が互いに影響し合う図を見てもらうことで、
「乾燥が肺だけでなく、腎や心の安定にも影響する」
という視点が伝わり、みなさん真剣な表情で聞いてくださいました。
🫖食べて潤す:うるおい茶作り & 秋冬コンポートの試食
続くパートは、手と鼻と舌を使う“体験型”。
まずは参加者ご自身で黒豆・百合根・枸杞などを使った「うるおい茶」作り。
素材の香りを確かめたり、組み合わせの意味を学んだりしながら、
ちいさな調合体験のような楽しい時間になりました。
そしてスタッフ手づくりの「棗と梨と白キクラゲのコンポート」を試食。
秋冬の潤い食材が一つの器にぎゅっと凝縮され、やさしい甘みが、
寒い季節の身体に染みこむようでした。
「これも“薬膳”のひとつですよ。」
「もっと難しいお料理のイメージだったけど、
こういう感じでいいんですね。」
と、自然と会話が弾み、店内がふわっと温かい雰囲気に。
“薬膳=食べる養生”の具体的イメージを実感していただけたのではないでしょうか。
🍂五臓と感情の関係:肺と腎にフォーカス
ここでは、「心と体はひとつ(心身一如)」という東洋医学の特徴的な視点を紹介。
「五臓が感情の波とどう結びついているのか」という、身体観の深い部分に少し足を踏み入れました。
特に秋の「悲しみ・憂い」と肺、そして冬の「恐れ・不安」と腎のつながりにフォーカスし、
「季節が心に影響する仕組み」「体が発しているサイン」を資料とともに改めて確認。
「季節によって感じやすい気持ちがある」
「それを無視せず受け止めることで、自然と体も守られる」
多くの方が、自分の最近の気持ちや体の変化と重ねあわせながら、
じっくり耳を傾けてくださいました。
🧘♀️秋冬のストレッチ:呼吸を深め、内側から温める
最後は、
冷えと乾燥の季節に負担がかかりやすい部位を中心にしたストレッチ。
横隔膜・肋間筋・胸骨(胸腺)をゆるめて、
自律神経、呼吸や体を整えます。
座ったままできるもの、家で続けやすいものを取り入れ、
ゆっくりほぐしていきました。
「家でも続けたい」という声が多く、
ほどよくゆるむ空気感が会場に流れました。
エンディングは“黒ひげ危機一発”
イベントの締めくくりは、
人気商品プレゼントをかけた“恒例の”「黒ひげ危機一発」。
最後まで黒ひげが飛ばないまさかの事態に、
「壊れてる??」とドキドキしつつ、
最後の1本で無事に(?)飛び出し、会場は大爆笑!
笑いが起きたところで、講座は和やかな空気のまま終了となりました。
おわりに
今回の講座では、東洋医学の視点から、季節に合わせた心身の整え方を体験していただきました。
空気が乾き、日が短くなり、冷えが深まる秋から冬は、からだも心も、無意識に“ギュッ”となりがちです。
そんなときこそ必要なのは、無理をせずに、ゆっくり、丁寧に。
呼吸を整え、体をあたため、潤いを補い、気持ちを見つめる――。
今回の講座が、そんな“季節との調和”の第一歩になればと思います。
読んでくださったあなたも、もしよければ、
「うるおい茶を飲む」「朝の深呼吸」「座ったままでストレッチ」など、
ちいさなケアから始めてみてください。
ご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました!
また楽しく役に立つイベントを企画したいと思いますので、お楽しみに♪
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