【不登校の原因は?】体を整えることで元気に登校できることも!
2025年09月24日
不登校というと、「心の問題」「学校や家庭でのストレス」といった心理的・環境的な原因が注目されがちですが、実は体の不調が原因になっていることも少なくありません。
今回は、「血糖値スパイク」「新型栄養失調」「鉄欠乏性貧血」など、体の状態が不登校に影響している可能性についてお話しします。
不登校と体の不調の関係
学校に行きたくても、体がしんどくて動けない…。
そんな状態の子どもたちが少なくないのをご存じですか?
心の問題やストレスだけでなく、次のような体の不調が背景にあるケースもあります。
- 血糖値スパイク(血糖値の急上昇・急降下)
朝ごはんにパンや甘いものだけを食べていませんか?
血糖値が急激に上がったあと、急激に下がると、次のような症状が出ることがあります。
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急なだるさ・眠気
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イライラ・集中力低下
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頭痛や気分の落ち込み
これが登校直前や学校に着いてから起こると、本人もつらく、「学校へ行きたくない」と感じてしまうのです。
- 新型栄養失調(カロリーは足りていても栄養不足)
現代の子どもたちは、ジャンクフードや偏った食事が増えており、ビタミンやミネラルなどの栄養素が慢性的に不足しているケースがあります。
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朝から体がだるい
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眠っても疲れが取れない
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イライラしやすい
こうした症状は、心の問題と思われがちですが、栄養不足からくるものかもしれません。
- 鉄欠乏性貧血(特に思春期の女の子に多い)
成長期の子ども、特に女の子は鉄分不足になりやすいです。鉄が不足すると、
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めまい、ふらつき
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倦怠感、集中力低下
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気分の落ち込みや不安感
などが見られます。実際に、貧血を改善することで「元気が出て学校に行けるようになった」という声も多く聞かれます。
体を整えることで、心も元気に
「不登校=心の問題」と決めつける前に、体の状態をチェックしてみることをおすすめします。
当店では、お子さまの体調や食事の傾向をお聞きしながら、必要に応じて栄養サポートや自然療法のご提案を行っています。
場合によっては、医療機関での血液検査などをご案内することもあります。
まとめ:回復の第一歩は「からだの声を聞くこと」
不登校は、決して怠けているわけではありません。
本人も「行きたいのに行けない」苦しさを抱えている場合が多いのです。
心のケアと同じくらい、「体のケア」も大切にしてみませんか?
お子さまの元気な笑顔を取り戻すために、まずは日々の食事や生活習慣を見直すことから始めてみましょう。
何か気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。
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このブログは武蔵境にあります、すずらん健康館の遠藤綾華(薬剤師)が書きました。
すずらん健康館はJR中央線、武蔵境駅北口徒歩5分にあります、漢方・健康食品を中心に取り扱っている漢方相談店です。日々、お悩みの身体の症状、心の悩みなどありましたら、ぜひ店頭にお越しください。
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