紫外線が気になる季節、内側からのケアとして「ルテイン」を取りいれてみませんか?
2025年05月02日
こんにちは。日差しがどんどん強くなり、日中の外出では紫外線が気になる季節になってきましたね。
日焼け止めや帽子、長袖の服装などで肌を守るのはもちろん、
最近では“目”の紫外線対策にも関心が高まっています。目の健康と関わりがある成分として、近年注目を集めているのが「ルテイン」です。
今回は、この「ルテイン」と紫外線の関係性、そして日々の生活にどのように取り入れられるかについて、わかりやすくご紹介していきます。
ルテインとはどんな成分?
ルテインは、カロテノイドと呼ばれる天然の色素成分の一種で、
特に緑黄色野菜やマリーゴールドの花などに豊富に含まれています。
私たちの体内では主に目の網膜(特に黄斑部)や水晶体に存在しており、光の刺激に関係する役割を持っているとされています。
実はルテインは、体内で合成することができない成分です。
そのため、食事やサプリメントなどから外部から摂取する必要があるとされており、バランスのとれた食生活を心がけることが大切です。
紫外線とルテインの関係
紫外線は、肌だけでなく目にも影響を与えると言われています。
特に夏の強い日差しの下では、目に入る紫外線の量も増加し、
長時間の外出や屋外での活動が多くなる季節には、知らず知らずのうちに目に負担がかかっているかもしれません。
そのような背景から、紫外線が気になる時期には「外側からのケア」と「内側からのケア」の両方が重要だと考えられるようになってきました。
サングラスや帽子などで物理的に紫外線を遮ることはもちろんですが、日々の食事の中で、光刺激と関わりのある栄養素を意識的に摂ることも、
目の健康を考えるうえでひとつのアプローチとして注目されています。
ルテインを含む代表的な食品
ルテインはさまざまな食材に含まれており、特に緑黄色野菜を中心とした食品から効率よく摂ることができます。以下のような食品などに多く含まれていると言われています:
- ケール:青汁の原料としても知られ、ルテインを豊富に含んでいます。
- ほうれん草:ルテインを豊富に含みます。食べやすく、日々の食事にも取り入れやすい野菜です。
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ブロッコリー:ルテインと同じく抗酸化作用を持つビタミンCも多く含まれています。
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小松菜:ほうれん草よりも多くのルテインを含み、手軽に摂取できる野菜です。
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卵黄:ルテインを含む量は他の野菜に比べると少ないですが、体への吸収率の良さが特徴です。
脂溶性であるルテインは、脂質と一緒に摂取することで吸収率が高まるとされています。
こうした食品を毎日の食事に取り入れることで、無理なくルテインを摂取することが可能です。
食生活での工夫とサポートの選択肢
ただし、忙しい現代の生活では、毎日これらの食材を十分に摂るのが難しいという方も多いかもしれません。そのような場合には、栄養補助としてルテインを含むサプリメントを利用するという方法もあります。
選ぶ際には、含有量や品質管理、メーカーの信頼性などをしっかりと確認することが大切です。
また、成分表示や摂取目安をよく読み、日々の食事とバランスを取りながら活用することをおすすめします。
まとめ:紫外線が強まる今、体の内側からもケアを意識してみる
日差しが強くなるこれからの季節。
肌の紫外線対策とともに、目のことも少し意識してみませんか?
日々の食事の中でルテインを含む食材を積極的に取り入れたり、必要に応じて栄養補助食品を上手に活用することも、健やかな毎日のサポートにつながります。なお、ルテインはあくまで食品成分のひとつであり、特定の効果を保証するものではありません。
健康の維持・増進のためには、あくまでもバランスの取れた食事や生活習慣全体を見直すことが基本となります。
体調や目の状態に不安のある方は、医師や専門家にご相談のうえ、適切なケアを行ってくださいね。
※本記事は一般的な栄養成分に関する情報提供を目的としたものであり、特定の症状や疾患の予防・治療を目的としたものではありません。あらかじめご了承ください。
このブログは武蔵境にあります、すずらん健康館の遠藤綾華(薬剤師)が書きました。
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