すずらん健康館の考え方
痛風は、体内の尿酸が結晶化してトゲトゲの針のようになり、それが周囲の組織を傷つけ、傷ついた部分が炎症を起こして痛みが出る病気です。
特に、痛みがよく出る場所が、足の甲や足の親指のつけ根です。
「尿酸値が高ければ、痛風になる」という情報だけが知られているため、いかにも「尿酸は悪者」のように取り扱われていますが、尿酸は体にとって、すごく大切な物質なのです。
尿酸は、プリン体が分解される際にできる物質ですので、体の中で作られますが、老廃物でもありながら、実は「抗酸化物質」でもあるからです。
私たち人間は、酸素を吸ってエネルギーを作っています。
このとき、活性酸素というものができます。
活性酸素も、すべて悪者ということではなく、もともと体内に侵入した細菌やウイルスの攻撃から体を守るために働くという大切な役割があります。
しかし、過剰に発生しすぎると、自分自身の細胞をも攻撃してしまいます。
攻撃された細胞はダメージを受けますので、老化や動脈硬化、生活習慣病などの原因になります。
さらに、精神的・肉体的なストレスが多いと活性酸素が大量に産生されます。
尿酸は、こうした活性酸素を消してくれる大切な物質。
ですので、「ただ低ければ良い」ということではないのです。
大切な役割があるからこそ、尿酸は体の中で一定量を蓄えておく仕組みになっています。
尿酸の原料であるプリン体が食事から沢山入ってくれば、体内で産生するプリン体の量減らし、食事からプリン体入ってこなければ体内でつくるプリン体の量を増やすという具合です。
そして、一定量を保つように・・・体の中で作ったら、同じ量だけ尿から排泄するようになっているのです。
ということは、一生懸命「プリン体」を食べないようにしても、あまり意味がないのです。
では、なぜ尿酸が増えてしまうのでしょう?
それは、
・上手に尿酸を尿から排泄できないから
・たくさん尿酸が作られてしまうから
1日の尿酸排泄量が低下してしまうと、体内の尿酸プールがあふれ、尿酸値が高になってしまいます。
尿酸がたくさん作られてしまっても、同じことが言えます。
さらに・・・
尿酸値が高くても、トゲトゲの結晶ができなければ、痛風発作は起こりません。
トゲトゲの結晶は、血中のナトリウムと尿酸が結合してできます。
尿酸をナトリウムと結合させないためには、糖たんぱくが必要です。
血液中に糖たんぱくが十分にあると、尿酸はナトリウムと結晶化せず、糖たんぱくと結合するので、痛風になりにくいのです。
ですから、日々の食事では、しっかり、たんぱく質を食べることも重要です。
痛風でお悩みの方、ご相談下さい
すずらん健康館では、痛風でお悩みの方に、
・痛風の発作が出ている時は、炎症をしっかり抑える
・尿からきちんと尿酸が排泄されるようにする
・タンパク質をしっかり摂って、尿酸が結晶化しないようにする
という方法をおすすめしています。
お勧めしている漢方は、とても飲みやすく、簡単にお飲みになれます。
「今よりも少しでも良くなりたい」
「もしかして治らないかもしれない」
とお考えの方、是非、一度ご相談ください。
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