非結核性抗酸菌症

 

結核の原因である結核菌以外の抗酸菌(非結核性抗酸菌)で引き起こされる病気です。

抗酸菌そのものは、土や水、ほこりなど自然界に広く存在するありふれた菌です。

なんらかの理由で、免疫力が低下した方に起こる肺の病気が非結核性抗酸菌症で、ヒトからヒトには感染しません。

症状としては、咳・痰・血痰・全身のだるさ・微熱・体重減少などです。が、何も症状がなく検診などで発見されることもあります。

 

非結核性抗酸菌は、多くの種類が発見されていますが、人に病気を起こすのは1520種類程度です。一番多いのが、アビウム菌、イントラセルラーレ菌の二種類で、合わせてMAC(マック)と呼び7080%をしめます。MAC菌が原因で引き起こされるため肺MAC症ともいわれます。次いで、カンサシー菌が1520%で、その他の珍しい菌種が510%の割合で見られます。

 

西洋医学での非結核性抗酸菌症の治療は、結核と似た治療を行います。薬を使って菌をたたく(殺す)治療です。クラリスロマイシン、リファンピシン、エタンブトール(またはストレプトマイシン)の3剤で治療しますが、ただこの治療方法の結果は、あまりよくありません。
改善率はよくても50%以下です。治療後 再発する例もあり、全体的な有効例は約3分の1です。肝障害、発疹、視力障害、血球減少などの副作用が出る確率も3分の1程度あります。また、数年単位の長期内服が必要な場合もあります。

確実な治療法がないので、病院側でも治療が出来ないと言われる事が多く、患者さんの数が増え進行する例も増えてきています。

またこの病気は、数年から十数年かけてゆっくり進行します。治療なしで何年も変化がない方もいますが、ストレスや過労などで抵抗力が弱くなったり、ステロイドなど免疫力をおさえる薬を使用した場合や風邪をひくなどした時には、急に悪化することがあります。定期的な検査を受けられてください。

 

私は、非結核性抗酸菌症を治す時に重要なのは西洋医学の治療のように菌をたたく(殺す)ことや症状を封じ込めるのではなく、肺を元気にして肺の免疫力を高めながら、炎症を抑えることではないかと思います。

 

そして、私たちに備わっている回復力や免疫力を信じ、養生をしていくことが大切だと思います。

 

また、非結核性抗酸菌症は以前は殆ど発見されませんでした。でも最近の診断技術の進歩と、2008年に肺MAC症の診断基準が緩やかになったために、人間ドッグや肺がん検診で、多くの人が非結核性抗酸菌症と診断されるようになりました。

 

非結核性抗酸菌症でお悩みの方に、漢方を中心としたお勧めの方法をご紹介します。
病院の薬とも併用できるので安心です。

カプセルや錠剤で飲むのも簡単ですので、ぜひお試しください。