すずらん健康館の考え方

アレルギー性鼻炎の根本的な原因は、“鼻の粘膜が過敏に反応すること”です。

 

粘膜が弱いために、本来ならば敵ではない物質(花粉やほこり)が粘膜に入り込み、体内の免疫システムが反応して敵とみなして戦うために、炎症が起こってしまいます。

 

粘膜の弱さは、鼻だけにとどまりません。気管支の粘膜、眼の粘膜、皮膚にも炎症が起こりやすくなります。
そして、アトピー性皮膚炎、喘息、鼻炎などアレルギーの病気が、次々と発症してしまいます。

 

 

すずらん健康館でおすすめしているのは

 

●肺と粘膜を強くする(東洋医学の考え方では、肺が弱いと粘膜が弱くなります)
●新陳代謝を活発にして、丈夫で元気な粘膜を作る
●かゆみや腫れなどの炎症をしずめる

 

という方法で、これらを同時に行います。

 

 

また、漢方を活用しながら、食事の内容や生活習慣も見直し、根本的な解決を目指します。

 

ご相談はこちらから

 

では、アレルギー性鼻炎を、もう少し詳しく見ていきましょう。

 

アレルギー性鼻炎とは

「アレルギー性鼻炎」は、

・特定の花粉が原因で花粉の飛散する時期だけに起こる「季節性アレルギー性鼻炎」

・季節に関係なく起こる「通年性アレルギー性鼻炎」

に分けられます。

 

はじめは花粉が飛んでいる時期だけ症状がでる「季節性アレルギー性鼻炎」です。

時期も限られて、症状も軽いです。

 

ところが、アレルギー反応がひどくなってくると、粘膜がどんどん過敏になり、温度差などちょっとした刺激にも反応するようになります。

そして、だんだんと症状が出る期間が長くなり、一年中症状が出る「通年性のアレルギー性鼻炎」になってしまいます。

 

アレルギーの症状がひどくなると、頭がボーッとしたり、集中力がなくなったり、イライラしたりして、日常生活にも支障が出てきます。

 

鼻の粘膜が弱って、臭いがわからなくなることもあります。

 

また、朝に症状が強く出る人が多いです。

 

顔の知覚神経(三叉神経)が刺激されると、脳のくしゃみ中枢に信号が届き、脳からくしゃみを出す命令がでます。

 

もともと、アレルギー性鼻炎で粘膜が過敏になっているので、小さな刺激でも脳からくしゃみを出そうという命令がでます。

 

光が入ってきて瞳孔が収縮することが刺激になり、くしゃみが出る場合もあります。

 

朝は、交感神経と副交感神経が入れかわったり、朝起きて様々な刺激が一気に起こるので、鼻水やくしゃみの症状が強く出てしまうのです。

 

西洋医学の治療

人間には、“外から入ってきた異物を外に排泄しよう”とする働きがあります。

これが、免疫機能です。

菌やウイルスなどに対しても異物とみなして攻撃するので、発症せずに生命を維持することができています。

 

アレルギー性鼻炎の人の粘膜はとても弱いです。

そのため、本来なら敵ではない花粉やホコリなどを敵とみなし、戦ってしまいます。

その結果、ヒスタミンやロイコトリエン、プロスタグランジンD2といった化学伝達物質が放出されます。

このような化学伝達物質は、まずは知覚神経や血管に作用し、くしゃみ、鼻汁、鼻づまりを起こして、入ってきた敵を外に排泄しようとします。

 

さらに、炎症を起こす細胞を呼び寄せる化学物質も分泌されて、炎症を起こす細胞が集まってきます。

そして、炎症を起こす細胞から、ロイコトリエンなどの化学伝達物質が産生されて、鼻の粘膜が腫れて鼻づまりが起こります。

 

 

西洋医学の薬

 

西洋医学でアレルギー性鼻炎に使用される薬は

 

・抗アレルギー薬          

・抗ヒスタミン薬

・抗ロイコトリエン薬

・ステロイド薬

 

などがあります。どんな薬かというと・・・

 

< 抗アレルギー薬・抗ヒスタミン薬 >

 

現在、飲み薬で最も多く使われているのが「第2世代抗 ヒスタミン薬」です。第1世代の抗ヒスタミン薬は眠気が強く出ましたが、その眠気を抑えたのが、第2世代抗ヒスタミン薬です。鼻汁、くしゃみといった、ヒスタミンにより誘発される症状を、短時間で抑えてくれるお薬です。

 

以前よりは眠気が出にくくなったといっても、眠気が出たり、ぼんやりすることがあります。個人差が大きいです。

ステロイド薬と抗ヒスタミン薬が合剤になっている薬も、症状がとても厳しい時に使われることがあります。
しかし、ステロイド薬を長期間飲むと、さまざまな副作用が出ることはわかっていますので、どうしても症状がひどい時だけの使用にとどめておきましょう。

 


< 抗ロイコトリエン薬 >

 

抗ロイコトリエン拮抗薬は、特に鼻づまりに効果がある薬です。

ロイコトリエンもアレルギー反応が出たときに分泌される物質の一つです。

血管を拡張させ、鼻の粘膜を腫らせててしまう働きがあります。

抗ロイコトリエン薬は、抗ヒスタミン薬と合わせて使用されることが多いです。

眠気などの副作用は少ないです

 

喘息の患者さんにも処方されることが多いです。

何日か続けて飲むと徐々に効果が高まります。

薬の効果が出にくい人が3割程度いるといわれています。

 

 

< 点鼻薬 >


点鼻薬はステロイドが主流です。

ステロイドは、アレルギー反応をもっともよく抑えます。

しかし、全身投与をすると、多くの副作用が出ることもわかっています。

そこで、鼻のみに使用することで、副作用を少なく効果を期待できるということで、点鼻薬がよく処方されます。

 

市販されている点鼻薬には、血管収縮薬が含まれている製品があります。

血管収縮剤を点鼻すると、腫れあがった血管が収縮され、鼻づまりは改善されます。
しかし、何度も使っていると、かえって腫れがひどくなってしまうことがわかっているので、使い方には注意が必要です。

 


< 
減感作療法 >


レルギーの原因となる物質を少しずつ摂取して、だんだんと身体を慣らしていく治療法です。

治療を継続することで、その物質に関してはアレルギー反応を起こしにくくなります。

以前は注射でしたが、現在は舌下の薬ができていて、継続しやすくなっています。

アレルギー性鼻炎でお悩みの方ご相談ください

見てきた通り、西洋医学の薬は「粘膜を強くする」という作用は全くなく、根本的な解決にはつながりません。

 

つらい症状を抑えてくれて、日常生活の質を上げることはできます。

しかし、症状を抑えているだけでは、粘膜がどんどん弱くなります。長い期間、薬を使用していると、効きが悪くなってくる場合もあります。

 

西洋の薬は上手に使い、「粘膜を強くする」という根本を解決することで、西洋の薬が不要になる日がやってくる可能性があります。

 

 

 

すずらん健康館では、

食事や生活習慣の改善をアドバイスさせていただくとともに、漢方の考え方を活用し、アレルギー性鼻炎の根本的な解決をめざします。

 


お勧めしている漢方は、病院の薬とも併用できますし、小さなお子さんや妊娠中の方もお使いになれます。

アレルギー性鼻炎でお困りの方、是非一度ご相談ください。

 

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    漢方で舌診は大事な診断方法の一つで体の中の状態を判断するのにとても参考になります。